面積と人口
面積:約36,000平方km(日本の九州とほぼ同じ大きさ)
人口:およそ2,300万人
人口密度は世界的に見ても高く、都市部はとても賑やか。
言語
公用語:中国語(台湾華語)
その他:台湾語(閩南語)、客家語、16の台湾原住民の言語
英語も主要都市では比較的通じるが、日本語を少し理解できる人も多い。ただし、どこでも日本語が通じるという考えは禁物。観光客としてお邪魔していることを忘れずに。
宗教・文化
主な宗教は 仏教、道教、儒教、キリスト教。
街中には色鮮やかな廟(寺廟)が点在し、線香や供え物をする姿が日常的に見られる。
春節(旧正月)、端午節、中秋節といった伝統行事も大切にされており、旅行のタイミングによっては賑やかな祭りを体験できる。
時差
日本より 1時間遅れ。
(例:日本10:00 → 台湾09:00)サマータイムは導入されていないため、一年を通じて時差は一定。
気候
気候帯:亜熱帯〜熱帯
季節の特徴:
12月〜3月:比較的涼しく肌寒い日もある。
4〜5月・10〜11月:過ごしやすい初夏・初秋の気候(22〜30℃前後)。
6〜9月:夏本番で気温は30〜35℃、時に38℃に達することも。台風シーズンでもある。
一年を通して雨が多く湿度も高い。特に夏は午後のスコールに注意。折りたたみ傘が必須アイテム。スコール時は冠水するので、ゴアテックスなどの防水の靴がおすすめ。
入国・ビザ
日本国籍の場合、観光・商用目的であれば 90日間までビザ不要。
条件:入国時に残存有効期間3か月以上のパスポート、往復航空券または第三国への航空券が必要。
長期滞在や留学・就労の場合は、台北駐日経済文化代表処でビザの申請が必要。
電気・コンセント
電圧:110V(日本は100V)
周波数:60Hz
プラグは二穴または三穴。日本の電化製品はほぼ使用可能。
精密機器を使う場合は、念のため変圧器を利用すると安心。
交通
道路:右側通行(日本と逆)。スクーターの交通量が非常に多く、横断時は注意。歩行者優先という概念が長年にわたってなかったため、横断歩道でも要注意。
公共交通機関:
MRT(地下鉄):台北や台中、高雄など都市部に整備。
台鉄(在来線):台湾各地を結ぶ鉄道網。台湾一周にもおすすめ。
高鉄(台湾新幹線):台北〜高雄を最速1時間半で結ぶ。台北~高雄で片道約1500元 (約7500円)
バス:都市内・長距離ともに充実。ただし運転はやや荒め。着席してから発車という概念がないため、バスに乗ったらすぐに掴まるところを探しましょう。
タクシー:日本より安価で利用しやすい。アプリ配車も普及。ただし運転が荒かったり、マナーが悪い運転手も一定数いるため、記録が残り、サポートが受けられるUBERの使用がおすすめ。
規制・マナー
飲酒・喫煙:18歳以上。
喫煙:公共施設、レストラン、ホテル客室などは禁煙。違反すると罰金。路上喫煙も一部禁止区域あり。
MRTやバス内の飲食は禁止。違反すると罰金が科せられる。
台湾の人は公共交通機関でマナーを守る意識が高いため、旅行者も注意して行動すると安心。
まとめ
台湾は日本から近く、文化や食の共通点も多い一方で、独自の歴史や多民族文化が息づく国です。
初めて訪れる人でも過ごしやすく、グルメや観光だけでなく、人々の温かさに触れられるのも大きな魅力。
基本情報を知っておけば、より快適で充実した台湾旅行を楽しめるでしょう。